プラハで生活をはじめて以来、ほぼ毎日使っている生活になくてはならない家電、それが「エスプレッソマシン」だ。
プラハの家電量販店ではコーヒーメーカーより、エスプレッソマシンの方が多く取り扱っている印象がある。
一人で生活するのであれば、何杯も一気に入れるコーヒーメーカーよりも一杯ずつ丁寧に抽出するエスプレッソマシンの方が適しているかもしれない。
今回は、実際に使っているテスコのオリジナル家電ブランド「Daewoo」のエスプレッソマシンについて書こうと思う。
以前、スターバックスでほんの少しの間だけアルバイトをしたことがあるのだが、基本的なエスプレッソの淹れ方はインターネット等で調べて習得した。奥深くはあるが、自分で楽しむレベルであればすぐにエスプレッソを淹れることができる。
スターバックスは基本的にエスプレッソは全自動で淹れてしまうのだ…
エスプレッソとドリップコーヒーの違い
そもそも、エスプレッソとドリップコーヒーはどう違うのか?
エスプレッソという言葉はイタリア語で「早い」という意味があり、その名の通り20~30秒で抽出される。
イタリアではコーヒーと言えばこのエスプレッソで、ドリップコーヒーはほとんど飲まれていないそうだ。
味はというと、初めて飲んだ方はあまりの濃厚さに驚くだろう。
普段、飲みなれたドリップコーヒーがビールだとすれば、エスプレッソはショットグラスに注いだストレートのジャックダニエルといった感じだ。
舌に広がる苦みと突き刺すような酸味は、目を覚ましたいとき、仕事前や学校に向かう前に気合を入れるのに適している。
エスプレッソを使った飲み物
エスプレッソはそのままでも飲むことはできるが、ウィスキーやウォッカと同じく割ったり混ぜたりすると楽しみが広がる。
カプチーノ
定番の飲み方。
エスプレッソ+スチームミルク
エスプレッソマシンにスチームノズルが標準で装備されている理由はエスプレッソはスチームミルクの相性の良さにある。エスプレッソはスチームミルクと組み合わせることで、特有の濃縮された苦みや酸味が和らぎ、スチームすることで引き出されたミルクの甘味を加えることができる。
エスプレッソとスチームミルクを組み合わせただけのシンプルなレシピであるが、エスプレッソを入れる技術、ミルクのスチーミング、ミルクの注ぎ方と、問われる技術は多く、バリスタの技術が丸裸となる。
気になるカフェに行って、カプチーノを頼めば、その店のバリスタの技術がいかがなものかすぐにわかるので試してみるとよい。
カフェラテ
スターバックスの分類の方法では、フォームミルクの量が7~8割のものをカプチーノ、5割程度のものがカフェラテと分類している。
カプチーノよりフォームミルクが少ないのでミルクの風味が強く、軽い口当たりとなっている。
日本では一般的にカフェラテはエスプレッソとミルク、カフェオレはドリップコーヒーとミルク、という風に分けられている。
シアトルスタイル
所謂、スターバックスで飲むことのできるメニュー。
コーヒーとミルク本来の味を楽しむ飲み方とは異なり、結構甘ったるい味となってしまうが、別に菓子類を用意しなくてもそれ一杯で完結する魅力がある。
カフェモカ、キャラメルマキアートなど、様々な飲み方がある。
Daewooのエスプレッソマシンの実際
Daewooのエスプレッソマシンは、テスコにて5000円程度で買うことができる。
日本で購入しようとすると、大体1万円程度必要となるため、買う前は不安であったが実際に買ってみると、一年間ほぼ毎日1~2回使っているがいまだ問題なく作動している。
外見も、アルミ板で覆われたスタイリッシュな外見で、常に台所の端に置いていてもインテリアの一部として映える。
機能は、エスプレッソの抽出とスチームのみのシンプルな設定。
スチームの勢いは問題ない強さで、しっかりとしたスチームミルクを作ることができる。
さほど品質の高くない豆や、炒り方の浅い豆を使用するとクレマがしっかりと出ないが、そこそこの品質の豆を使うとしっかりとしたクレマが出てくれる。
エスプレッソにスチームしたミルクを注ぐとこのような割合になる。
機能面も全く問題ない。
ダンパーも兼ねたメジャーも同封されているので、ミルクスチーム用のピッチャーを別途用意するだけで気軽にエスプレッソのある生活を始めることができる。
海外で生活を始めるついでに、エスプレッソで一日を始めてみてはいかがだろうか?気だるげな朝に濃厚なエスプレッソの香りが広がり、気持ちよく一日を始めることができるかもしれない。
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