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【洋楽】ベース目線で選ぶ最高のバンド【ベース】

音楽
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ギターに比べ、ベースという楽器は注目されることは少ない。しかし、ある程度音楽を嗜んだ人はいずれベースにたどり着く。
そして、底知れぬ沼へと引きずりこまれてしまうのだ。

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ベースの役割は、裏方?

断言しよう。ベースの役割は決して一般的に言われる「下から支える裏方」の様な生ぬるいものではない。

ベースはときとしてギターやヴォーカルから聴衆の耳を奪う。

ギターなどとは違い、たった一音で雄弁に語るベースは、他のバンドメンバーを食ってしまうことが多々ある。

今回は、ベースの素晴らしいバンド、もしギタリストだったら絶対に一緒に演奏したくないベーシストのいるバンド(絶対食われるから)、ベースが音楽の中心にいるジャンルなど、ベースの魅力をいかんなく発揮する音楽を紹介する。

The Blues Brothers ~(Bs. Donald “Duck” Dunn)~

The Blues Brothers (1980) – Everybody Needs Somebody to Love Scene (6/9) | Movieclips

ベースが最も輝く音楽と言えば、モータウンに代表されるようなR&Bだろう。この動画を聞けばわかる通り、ソロを取るわけではないにも関わらず、ベースがバンド全体を引っ張っていくような曲が多い。そのため、今活躍しているベーシストの多くがR&Bに影響を受けている。

彼の音は典型的なR&Bベースの音といった趣だ。フラットワウンドの弦を長い間張り、完全に「死んだ音」で演奏している。
ジャリッとした倍音は一切出ておらず、大きな塊が面で飛んでくるような音がする。

この動画でもギターを弾いているスティーブ・グロッパーとは子供のころからの仲で生涯の相棒とも言える存在で、様々なステージで肩を並べて演奏しているのを見ることができる。
ダック・ダンが亡くなる前日まで東京の会場で演奏していた。ホテルで亡くなっているのが発見された事を公表したのもスティーブ・グロッパーだ。

もう彼の太い音を聞くことはできなくなってしまったが、彼の支えた数々の歌手の演奏と共にこれからも彼は生き続けるだろう。

Led Zeppelin ~(Bs. John Paul Jones)~

Good Times Bad Times (Remaster)

ハードロックの元祖にして、頂点。最強のリズムセクションを有するバンド、レッド・ツェッペリン。
単音のリフを生み出し、ブルースから変拍子の曲まで対応する幅広い音楽性、さらにはライブでキーボードを演奏し、ツェッペリンの音楽の幅を広げたベーシスト。

実はあんまり上手くないギタリストとしても有名なジミー・ペイジが在籍するバンドだが、曲の作り方としては、ジョン・ボーナムとジョン・ポール・ジョーンズが強固な基礎を築いてジミー・ペイジがその上で自由に弾くという作りをしていることが多いように思う。

上の「グッドタイムス・バッドタイムス」は彼らのファーストアルバムの冒頭に収録された曲である。印象的なオープニングからジョン・ボーナムのドラムが炸裂している。
エイトビートの曲にもかかわらず、バスドラムで三連符系のリズムを刻んでいる。それによってこの曲は単純なロックンロールではなく、実にブリティッシュ・ロックらしいうねりを伴う。

ジョン・ポール・ジョーンズはほとんど歪んでいない丸い音で弾いており、リズムよりもメロディやコードを重視した演奏をしているように思える。
ギターソロの裏の演奏はすさまじいものがある。

三分足らずに彼らの魅力が凝縮された曲で楽曲全体としてみても非常に素晴らしい。

Rush ~(Bs. Geddy Lee)~

Rush – The Spirit Of Radio (From "Snakes and Arrows")

カナダ出身のプログレッシブ・ロックバンド。

それまで日米で主流だったバンドに比べてブルースの影響は薄くなり、各々が身に着けた音楽を新たな音楽に昇華させたようなバンドだ。非常にドラマチックな曲が多く、また有名なインスト曲を多く残していることからもわかるように、技術的にものすごい高度なことを難なくやってのける。

ベーシストのゲティ・リーはこれまでの二人とは違い人差し指の強力なピッキングによって音を歪ませ輪郭のはっきりした音を出す。
早いフレーズをギターとユニゾンで弾くこともあるが、基本的に指板を縦横無尽に駆け回るように演奏するのが特徴だ。

また、ロックバンドにシンセサイザーを持ち込んだバンドとしても知られており、足でペダルシンセを弾きながら演奏していたりもする。曲によってはギターとシンセサイザーを交互に弾くというようなこともやっている。

Red Hot Chili Peppers ~(Bs. Flea)~

 

Red Hot Chili Peppers – Can't Stop (Official Music Video)

ベースヒーローとして真っ先に名前が挙がるのが、このバンドの顔であるフリーだろう。

ドラマーのチャド・スミスと共に実にグルーヴィーな音を生み出す。
スラップに注目されがちだが、常にスラップで自己主張の強い演奏をしているわけではなく、基本的にはオーソドックスな指弾きで、ここぞというときにスラップやピック弾きを使用する。
あくまでもバンドの一人として演奏しているが、倍音を多く含んだバリバリの音で演奏しており、銃声のようなチャド・スミスのドラムとも相まって、ギター・ベース・ドラムが対等な位置で音楽を奏でているのがこのバンドの特徴だろう。

D’angelo ~(Bs.)Pino Palladino~

D'Angelo Performing 'Untitled' & 'Sugah Daddy' Medley At 2012 BET Awards

イギリス出身のベーシスト、ピノ・パラディーノはどこにでもいる。
動画のD’angeloと演奏してたかと思うと今度はザ・フーと演奏し、ナイン・インチ・ネイルズ、ジョン・メイヤーなどとも演奏する。一般的な知名度はさほどないにしてもミュージシャン達からの信頼は厚いことがわかる。

裏声を効果的に使用した一曲目と、伝統的なファンクの二曲目、どちらも丸い音ではあるが芯がはっきりした音で音楽の基礎となり、ギタリストのカッティング、D’angeloのジェームス・ブラウンに影響を受けたシャウトと共にリズムの洪水を生み出している。
D’angeloの「ピノ!」という声と共に取り始めたソロからもわかるように、フィルインのアイデアが非常に豊富で、ジョン・メイヤー・トリオでは新三大ギタリストと呼ばれるジョン・メイヤーのカッティングに応戦するように熱い演奏を聞かせていた。

Dirty Loops ~(Bs.)Henrik Linder~

Dirty Loops – Hit Me

スウェーデン王立音楽院出身の三人で結成され、Youtubeから人気の出たバンドダーティ・ループス。各奏者が確かな技術を持っており、複雑なコードやリズムを使ったアレンジをそつなく演奏する。

ベースのヘンリック・リンダーはパンキッシュな見た目とは裏腹に若手では最高峰の実力を持った奏者だ。
彼の音はこれまでに紹介してきた奏者の物とは一線を画しており、非常に現代的な音を出している。6弦ベースによるギターにも匹敵する高音とベース本来の低音を効果的に用いており、ベースの含む倍音を余すことなく出力している。

歪むことなく、ジャリっとした金属的な音は、最初に紹介したダック・ダンとはかけ離れている。ベースの音、と一口に言っても様々な音が存在するのだ。

 

まとめ

ベースは時にリズムを生み出し、バンドで目立つ奏者に対抗するようにフィルインを入れる。
もちろん、ギターやヴォーカルは食われまいとする。結果、お互いに命を削るような演奏となっていく。

低い音は物理的にも音楽的にも高エネルギーである。一音でコードやテンポを示すことさえある。ベースに耳を傾けると、より音楽を楽しむ要素が増えるかもしれない。

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